苦しい延命治療ではなく、QOL向上を目指すことが我々の使命

外科治療、放射線治療、全身化学療法といった癌三大治療が奏功せず、かかりつけ医からも半ば見放された患者さんはたくさんいます。この“がん難民”といわれる患者さんはいったいどこに行けばいいのでしょうか。どんな治療選択肢があるのでしょうか。

私たちの得意とするカテーテル治療は、身体を切らずに大腿部の動脈から細いカテーテルを血管内に挿入し治療を行っています。局所治療であるため抗癌剤の使用量も少なく、身体への負担が少ない治療です。抗癌剤の副作用も軽微なことが多く、治療後2~3日で退院することが可能です。
IGTクリニックは、健康保険診療にも対応しております。カテーテル治療は、保険適用診療です。

私たち龍志会IGTクリニックのスタッフ一同は「苦しい延命治療ではなく、QOL(Quality of Life)の向上」を目指して、治療の副作用でひどく苦しむことなく、充実した残りの時間を過ごしていただけるように日々の診療に努めています。

緩和医療との組み合わせ

病状が進行し、手術や全身化学療法などの継続が難しくなった場合には、多くの場合は緩和医療を勧められます。痛みなどの症状の緩和を中心とした治療であり、多くの場合は抗がん剤を用いた積極的な治療は行われません。

私たちはたとえがんが全身に広がっていても、腫瘍が痛みの原因となっていたり、腫瘍による気道狭窄の結果、呼吸困難が生じたような場合は、積極的に局所の治療を行うことで、症状の緩和を行うことができると考えています。

たとえば、縦隔や肺門部では腫瘍が大きくなると気管が圧迫され、呼吸困難や肺炎を繰り返すことがあります。逆に肺の末梢側(はしっこ)に大きな転移がたくさんあっても、胸水が貯まらない限りはあまり症状を来たしません。肺門部や縦隔では気管支動脈という血管が腫瘍を栄養していることが多いことがわかっています。この気管支動脈から少量の抗がん剤を注入し、軽い塞栓を加え腫瘍を小さくすることで、症状の緩和を行っています。

納得できる治療のために

様々な部位に対応+健康保険適用診療

当院では肝細胞がんをはじめ様々な腫瘍病変に対して医療保険適用でのカテーテル治療を行っています。カテーテル技術の発達により、肝臓以外にも様々な部位に選択的に抗がん剤の動注治療や塞栓術を行うことができるようになりました。主に治療が可能な部位は頭頸部や縦隔、肺、肝臓、胆嚢、脾臓、骨盤内の実質臓器となります。
ここではがんについて適応部位をあげていますが、子宮筋腫についても治療可能で、医療保険適用となります。

子宮筋腫治療への応用

がんの患者さんの場合、最初は根治を目指して外科治療、放射線治療、全身化学療法といったがん三大治療をお勧めします。
しかし、子宮筋腫は悪性腫瘍ではなく転移などしないため、縮小させてひどい月経痛や下腹部の痛み、頻尿や圧迫感などの症状が起きないようにできれば、必ずしも切除してしまう必要はありません。

そこで、欧米ではカテーテル治療により筋腫に栄養を与える動脈をふさぎ、壊死させて縮小する、私たちの得意とする血管内治療がおこなわれてきました。しかし、日本では2014 年まで保険の適用にならず、自費での治療になる関係であまり知られていませんでした。今回、保険診療の適用となりましたので、治療当日から歩いたり食事も普通にでき、3泊4日程度の入院で身体の負担も少ない当院の治療が、3割負担のかたで15~18万円程度のご負担できるようになりました。

規範(我々の信条)

我々の第一の責任は、我々の医療を必要としている患者とその家族、そして彼らに繋がる人々に対するものである

  • 我々の行うすべての医療活動は質的に高い水準のものでなければならない。
  • 人々、一人一人の求めるものを理解し、迅速、かつ正確に答えなければならない。
  • 我々が提供する医療は、人々の信頼と我々の誠意とに基づくものでなければならない。
  • 我々は最新の知識に基づく医療を提供し、常に新しい展開を求めなければならない。
  • 人々が、喜びと希望を持てるような医療を提供しなければならない。

我々の第二の責任は、我々が生活し働いている地域社会、更には全世界の共同社会に対するものである

  • 我々は市民として、有益な社会事業に貢献し、適切な租税を納めなければならない。
  • 我々は健康の増進、医療の進歩に寄与する活動に参画しなければならない。
  • 我々の施設を常に良好な状態に保ち、環境と資源の保護に努めなければならない。

我々の第三の責任は、当院で働く職員とその家族、全員に対するものである

  • 職員一人一人は個人として尊重され、その尊厳と価値が認められなければならない。
  • 職員は安心して仕事に従事できなければならない。
  • 待遇は公正かつ適切でなければなない。
  • 働く環境は清潔で、整理整頓され、かつ安全でなければならない。
  • 職員が家族に対する責任を十分果たすことが出来るよう、配慮しなければならない。
  • 職員の提案が自由にできる環境でなければならない。
  • 能力がある人々には、能力開発、昇進の機会が平等に与えられなければならない。
  • 我々は有能な管理者を任命しなければならない。
  • 職員の行動は公正かつ道義にかなったものでなければならない。

我々の第四の責任は、事業の成長である

  • 研究開発は継続され、革新的な治療技術が開発されなければならない。
  • 新しい機器を導入し、施設を整備し、新しい治療法に取り組まなければならない。
  • 健全な成長のためには適切な利益を生まなければならない。
  • 逆境のときに備えて備蓄を行わなければならない。